1.はじめに
日本ボーイスカウト東京連盟城東地区墨田第3団(以下、当団)では、スカウト活動を実施する際の感染拡大予防のための留意点についてガイドラインとしてまとめました。
本ガイドラインは現段階で得られている知見等に基づき作成しており、今後の知見の集積及び各地域の感染状況を踏まえて、逐次見直すことがあり得ますことをご理解ください。
2.ガイドラインの目的
- 地域で感染拡大防止に取り組みながら、「新しい生活様式」に対応したスカウト活動を行っていくための考え方を示す。
- 感染拡大予防のための遵守すべき留意点を示す。
- 活動に関連して感染が拡大する事態が起きた時の対応について示す。
3.新型コロナウイルス感染症に対する考え方
新しい日常においてスカウト活動を展開するうえで、新型コロナウイルス感染症に対する考え方を以下に示します。
- 感染リスクはゼロにならないということを前提として、感染及びその拡大のリスクを可能な限り低減させながら活動を行う。
- 「3つの密」を避ける、基本的な感染対策を行う「新しい生活様式」に対応する。
- スカウト・指導者の家庭と連携する。
- 感染者や濃厚接触者への差別・偏見・いじめ・誹謗中傷などを防止する。
4.感染の予防と実践
「スカウト活動における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」における「7.活動内容(計画)と感染の予防と実践」を実施した上で、次の対応をとる。
a.不織布マスクの着用
- 活動中、スカウト・指導者・補助者は不織布マスクを着用すること。
- 布製マスクやウレタン製マスク等は、感染予防及び感染拡大予防の観点から使用しない。
b.体調の管理・確認
- 活動日に体調の異常や異変を自覚している場合、参加を見合わせること。
- 活動日、参加者は毎朝に検温し記録を行い、所定の方法で隊に連絡すること。
- 活動中に体調不良を感じた参加者は直ちに指導者に申し出るようにすること。
b.集散法
- 集散時は前後左右に2m以上の間隔をあけること。
- 5m以上の間隔をあけずに対面で集合・整列するような方法をとらないこと。
c. 屋内活動時における対応
- 屋内活動においては十分な間隔が取れる部屋を用意することとし、可能であれば屋外で実施する。
- グループワークにおいては、2m以上の十分な距離を確保した上で、短時間で終了するよう心がける。
- ゲームなどは、言葉を発しないものや身体接触がないものを活用する。
d.屋外活動時における対応
- グループワークにおいては、2m以上の十分な距離を確保した上で、短時間で終了するよう心がける。
- ゲームなどは、言葉を発しないものや身体接触がないものを活用する。
e. 宿泊における対応
- 野営(テント泊)においては、個別のテント(ドームテント等)を利用する。
- 舎営(宿舎泊)においては、利用施設の指示に従いできるだけ個室を利用するとともに、一部通いでの実施とすることを検討する。
f. 食事における対応
- 衛生に十分留意し、食器・箸など個別で利用し共用はしない。
- 対面での食事は避け、左右は2m程度の間隔をあけること。
- 指導者は食事中の会話を慎むようスカウトに指導すること。
- 野営(テント泊)で調理を行う際はスカウト個別に調理を行う、もしくは必要最低限の人数で調理を行うこと。
g.入浴における対応
- 施設で定められた浴室や更衣室の利用ルールを順守すること。
- ルールがない場合は、浴室や更衣室の利用定員の50%以下の人数で利用するように指導すること。
5.スカウト活動実施の可否について
- 実施にあたっては、日本連盟もしくは東京連盟から中止要請があった場合には要請に応じることとし、活動場所となる自治体から発せられる情報を十分に考慮した上で、最終的には当団において判断する。
- スカウト・指導者の生活圏における感染症のまん延状況を考慮し、地域の学校における対応に準じる。具体的には、文部科学省「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル~「学校の新しい生活様式」~ 内の「新しい生活様式」を踏まえた学校の行動基準を基とし、「部活動(自由意志の行動)」の対応レベルを基準とする。
- 参加者募集にあたっては、本人・保護者の参加意思を十分に確認し、参加を強要することがないようにする。
6.活動準備について
準備の段階から「3つの密」を避けた対応を徹底する。スカウトが行う組集会や班集会、指導者・補助者が行う各種会議においても、できるだけオンライン会議を活用することとし、実際に集合して打ち合わせをする際は、屋外で実施するか十分な間隔が取れる部屋を用意した上で、短時間で終了するよう計画する。
7.活動中に感染者が発生した時(疑いがある場合も含む)の対応
スカウト活動中に感染者が発生した場合は、速やかに活動を中止した上で、感染拡大への対策を講じるとともに、城東地区を通じて東京連盟に報告する。
以上